黒部上ノ廊下

９月1日から９月3日まで小屋１泊・沢1泊で黒部上ノ廊下を遡行してきました。

自身初の黒部ダムに上陸。

扇沢～トローリーバス～黒部ダム(おおよそ30分)でダムへと到着です。

ダムから約2時間で平の渡

眼下に平小屋は見えど、地形に沿って歩くために、なかかたどり着けず・・・

遊覧船との兼ね合いもあり、出発はおおよその時間らしい。

非常に愛想の良い、船頭さんと談笑しながら出発の時刻を待ちます。

船上で名簿の記載を求められ、今回の渡しで上ノ廊下(通称：上廊)を目指すのは、

我々のパーティーと単独のみと判明。乗船料は無料で、快適に対岸に移動します。

丸太で整備された橋や階段を、ジャングルジムのようによじ登って、

永遠と歩き続けると、奥黒部ヒュッテ。

本日のお宿。小屋の主人が満面の笑みで迎えてくれます。

主人曰く、今年はお盆の時期に30パティー程度入渓したようです。

積雪が少なかった影響のために、例年であれば3割程度が敗退してくるが、

今年は敗退のパーティが少ない様子。しかし、この日は台風の後とあり若干水量が気になるところです。

食事をたらふく食べたあと、翌日に備えて早々に就寝。

部屋に貼られている、黒部の名ガイド・写真かの志水氏の資料を目に焼き付け翌日に備えます。

どどーんと、下ノ黒ビンガ。この先が、すぐに難所の口元ノタル沢です。

昨年、事故があった場所です。例年の水量はわかりませんが、慎重に左岸をヘツリ、右岸へ泳ぎます。黒部の水に翻弄されながら、ロープを使いクリアしていきます。

その後は、ヘツリや泳ぎを繰り返し、赤牛沢では今回一番てこずりながら、

立石奇石に到着。少し先の、高台で泊としました。

水量に恵まれ、初日にして随分と歩を進めることが出来ました。

二日目は快適な沢旅を繰り返しながら、早々に薬師沢に到着。

薬師沢小屋から一気に折立まで下り、ぜいたくな上ノ廊下遡行となりました。

今回の逸品

 泳ぎの沢では、必携です。

モンベル(mont-bell) フリーダム シアンブルー 1127563

50リットルのザックで、すべての荷物が収まりました。

グレゴリー（GREGORY） アルピニスト50 バサルトブラック Mサイズ

 今回は、ザックの中に丸めて収納。穴が開く心配がないので安心。浮力にもなる？

THERMAREST(サーマレスト) 寝袋 マット RidgeRest SoLite リッジレスト ソーライト レギュラー(R) 30207 【日本正規品】

 沢でのたき火には大活躍です。

ソト(SOTO) ポケトーチ スケルトンブラック PT-14SBCR

上ノ廊下の詳細が記載されている

東北・上信越・日本アルプス 沢登り銘渓62選